こんにちは。
前回は何もしていない状態の東プレスイッチをレビューしましたが、今回は潤滑油を塗った状態の東プレスイッチをレビューしていきたいと思います。
何もしていない状態のレビューはこちら
打鍵感
ルブしていない状態の東プレスイッチはキーが擦れるような感触がありました。
その状態でも「まあ良い部類かな」くらいの打鍵感だったのですが、いざルブをしてみると「あっ最高」と思わず声が出てしまう程の打鍵感になりました。
擦れる感触が少なくなり、気持ちいいタクタイルバンプが気持ち良いです。
底打ちは相変わらずメンブレンに似ていますが、それをカバーする形でタクタイルバンプがあるので、ルブをしてより一層それが目立ちます。
メカニカルでは絶対に味わえない、なんとも言えない打鍵感です。
コレは人生で一度は体験した方が良いです。
打鍵音
「カサカサ」と言うか「コトコト」と言うか「サッサッ」と言うか....
本当に「雪を押している感覚」に近いです。
あえて潤滑油は薄ーく塗ったのですが、大正解でした。(いつもはリニアスイッチにたっぷり塗っている)
打鍵音は最低限の雑音を取り除き、本来の東プレスイッチの音が聞けます。
これまでマイナスポイントだった「カチカチ」としたステムのぐらつきによる雑音が全く無くなり、まさしく「コトコト音」にふさわしい音です。
バネの反響音も位置を矯正したおかげで無くなり、最高です。
東プレスイッチを分解してみた感想
初めての分解で緊張しましたが、それなりの価値は十二分にあります。
メカニカルスイッチと比べてかなりやりづらい作業でした。
下から「基板→スプリング→ラバードーム→ステム」になっているので、一度キーボードを分解してプレートと基板を3枚卸しの様にしてからキースイッチにアクセス出来るので、普段からホットスワップのメカニカルに甘えている私目線だと大変な作業です。
それも、ステムもプレートも潤滑油を塗る位置がかなりやりづらい位置にあるので、ルブをしていた時は手がこんがらがっていました。
初めて東プレスイッチの中身を見たのですが、なかなか面白い形になっています。
あれがメカニカルやメンブレンと同じ「キーボード」なのですから、キーボードの世界は奥が深いですね。
ちなみに、使用した潤滑油はみんな大好きGPL205G0です。